「こんな面白い女、一生見てて飽きない。俺はずっとあんたを側に置いておくって決めたんだよ」 そして、はるかが私を見つめて言う。 「だから、手放す気なんか始めからねーんだよ。俺の前から勝手にいなくなるなんて、俺が許さねーから」 迷いのない強い目。 私はその目に吸い込まれる。 「瀬戸なつこ。俺の婚約者はあんただけだ」 はるかが私の目の前に膝まずき、私に見せるように小さな箱を開いた。その箱の中にはキラキラと輝く、ーーー指輪。