ラブレッスン ー女教師と恋の駆け引きー 【完】











しばらく、その女は口をぽかーんと開けて俺を見つめていた。

そして、小さな声で笑った。穏やかに。そんな表情を見たのは、今日が初めてだった。









「なに?」


「私、はるかさんのこと、本気で好きになりそうです」


「それはどうも」










本当に、この女の考えることは分からない。


この女に恥をかかせた俺にキレずに、俺の隣で何故か楽しそうだ。









「自分から・・・・ハグして下さいと言ったら、はしたないでしょうか?」


「何を今さら」


「はるかさん・・・・」


「しないけどね」








そして、その女はクスリと笑って、涙を流した。突然。









「きっと、私がはるかさんを手にいれようとすればするほど、私のことを嫌いになっていくのですね」


「・・・・」


「これ以上はるかさんから嫌われたくも、はるかさんのことを本気で好きにもなりたくないです」


「・・・・」