いきなり、なんなんだ。 さっきまでのムードは、どこ?! 「物足りないって顔してる」 斉藤はるかはそう言って、私の頬にキスをした。 私は顔を真っ赤にして、「してない!!」っと怒鳴った。 すると、斉藤はるかは声を上げて笑って、私の体を起こした。 「俺、隣の部屋に泊まるから」 「・・・・そうなの?」 「お風呂、温まってね。おやすみ」 「・・・・おやすみ」 まるで、放置プレイ。 結局、斉藤はるかは同じ部屋に泊まらないらしい。斉藤はるかはあっさりと出ていった。