「なっちゃん先生、そのネックレス可愛いね~」
「・・・・まぁね」
それから自分のクラスの授業を終えて、昼休みを挟んで3限目は1年生のクラスで授業があった。そして、その授業終わりに読者モデルの早野さんが質問にきた。次は授業が入っていなかったので、答える時間があった。
「・・・・・・・・というわけなんだけど、分かった?」
「はい、ありがとうございます!」
「もう質問はない?大丈夫?」
「・・・・すみません、もう1ついいですか?」
早野さんは可愛い顔で私のジッと見つめた。そして、私にしか聞こえない小さな声で言った。
「はるか先輩と付き合ってるんですか?」
私はドキッとした。もしかして、あの時教室で二人でキスをしたところを見られたのではないかと思った。
「・・・・付き合ってない」
「なのに、キスはするんですか?はるか先輩のことからかってるんですか?本気なんですか?」
「私は・・・・斉藤くんが卒業するまで待ちたいと思ってる」
「待ててないじゃないですか。もしも、二人が親密な仲であることがばれたらどうするんですか?」
