「いいよ。仕事終わったら連絡して」
「・・・・うん」
それから私は頬を揺るませて、車で学校に向かった。そして、その途中信号が赤の間に斉藤はるかからもらったネックレスをつけた。
斉藤はるかが課外に来ないと見越してのことだ。・・・・貰ってすぐにつけたら、凄く喜んでいることがばれてしまので、それは恥ずかしかった。
そして、自分のクラスの課外が2限目にあった。私が授業前に今日使う授業のプリントを配っていた時に、後ろの扉が開けられた。
そこには、斉藤はるかの姿があった。
「はるか、受験終わったのに冬休みの課題に来るなんて、そんなに英語が好きかー?」
上田君が何故かニヤニヤとした表情で斉藤はるかにそう質問した。そして、斉藤はるかと目があった。
「会いたい人いるから」
私はドキッとして、視線を外した。すると、今度はこれまた久々に学校で見る最前列に座る紀村くんが私をニヤニヤとした表情で見てくる。
