食事を済ませ、支度をして一緒に部屋を出た。斉藤はるかは自分の部屋に戻って寝ると言う。
私は斉藤はるかが玄関に入ろうとした時、慌ててその背中に言った。
「今夜、空いてる?」
・・・・自分から誘っちゃったし。
私は多分顔が真っ赤だと思う。頬の火照りを感じる。
「クリスマス・・・・一緒に過ごしたい」
斉藤はるかがクリスマスプレゼントまで用意してくれて、私と昨日一緒に過ごすのを楽しみにしてたかもしれないのに、私は自分の我が儘でそれをなしにした。私だって本当は斉藤はるかと過ごすのを楽しみにしてた。
だから・・・・
