ラブレッスン ー女教師と恋の駆け引きー 【完】










「知らない」

「嘘」

「サンタかも」

「嘘」





そう言ってそっぽを向けて再び寝たフリをする斉藤はるか。クリスマスを楽しみにしていた気持ちが伝わってきて、昨日は申し訳ないことをしたと思った。










「私課外あるから」


「行ってらっしゃい」





受験に合格した斉藤はるかは冬休みの課題には別に参加しなくてもいい。私は朝食を食べようと部屋を出た。



すると、リビングには既に朝食のサンドイッチが出来ていた。私は部屋に戻って斉藤はるかにお礼を言った。










「別に暇だったし。・・・・コーヒー豆どこ?」


「コーヒー豆?棚から3番目に入ってると思う」






そして、斉藤はるかはコーヒーマシーンでコーヒーまでいれてくれた。気が利く。サンドイッチも美味しい。

頭がいいと家事までスマートにこなせるのね・・・・と、感心しながら完食した。