「何があった?」
斉藤はるかは座り込んでいる私に慌てて走りよった。私は心配してくれる斉藤はるかの存在に感謝しながらも、頭の中は旬への罪悪感でいっぱいだった。
「ごめん・・・・今日は、もう行きたくない」
「・・・・わかった。でも、今のあんたを一人にしたくない」
「・・・・・・・ありがとう」
私は自分の家に帰った。斉藤はるかは何も聞かずに側にいてくれたが、私は自分の気持ちに精一杯で斉藤はるかにかまうことも出来なかった。そして私は泣きながらいつの間にか寝てしまった。
次の日、暗い気持ちで目が覚めた。隣には斉藤はるかが私の手を握りぐっすりと眠っていた。
