「なつこ・・・・」

 
「旬・・・・?」


「俺だけのものにしたい」


「え・・?」


「好きなんだよ」






  




これは、夢・・・・?




今までに経験したことのない速度で心臓がなる。心臓が破裂してしまいそうだ。呼吸もするのが難しい。




もしも、旬に告白されたら・・・・って、何度も悲しい妄想をしてきた。でも、今は妄想ではなくて、目の前に旬がいる。大好きな旬が私の前で、私を見つめている。









「なつこを俺だけのものにしたい。誰にも渡したくない。












つーか、渡さねーよ」









私は旬がとても愛しくて、たまらず旬のほっぺにキスをした。すると、旬は私をお姫さま抱っこして、自分の部屋に私を連れて行った。









「私も旬のこと・・・・大好き」



恥ずかしくて最後の大好きだけ、とても声が小さくなった。






「可愛すぎ。もう限界」

 
「しゅ、・・・・んっ・・」


「8年ぶんの愛しっかり受けとれよ?」


「・・・・あっ、・・んんーー」







ーーーその夜、私と旬は1つになった。