ラブレッスン ー女教師と恋の駆け引きー 【完】







するとホテルの近くで真緒ちゃんに会った。私はタクシーを拾って真緒ちゃんと斉藤はるかを乗せた。








「なつこ先生、もう無茶しないでよ!!!」


「ごめんね、真緒ちゃん。どう?いい写真撮れた?」


「真緒こそごめんなさい・・・・なつこ先生を巻き込んじゃって・・・・おかげでいい写真を撮れた!なつこ先生だと特定出来ないやつを真弓さんに、拓也さんが浮気している証拠写真として見せるね。その時に拓也さんが真弓さんを好きだと真緒は勘違いしていたことなどを話して、今までのことを謝る。先手必勝、明日なんとか話つけてくる」


「うん」






明日の話の展開を詳しく言うとこうだ。まずは昨日真緒ちゃんが偶然拓也さんの浮気現場に遭遇したことを真弓さんに話し証拠の写真も見せる。そこで真弓さんが拓也さんへの不信感を感じる。


次に真緒ちゃんがただ純粋に真弓さんの幸せを願って、旬との恋に協力し、より真弓さんを大事にしてくれると思った昔の真弓さんの思い人との恋を応援したことを話す。しかし、拓也さんが真弓さんを思う気持ちを勘違いしていたことや、自分の余計なお世話だったのではと謝る。


これで真弓さんは浮気者で不誠実な拓也さんより、優しく恩のある真緒ちゃんを信用する。拓也さんが真緒ちゃんと寝たと言っても、信じないだろう。真緒ちゃんが真弓さんに恨まれて刺される心配はなくなった。









「そうだ・・・・旬とは話せた?」


「うん。こっぴどく怒られたけど、最終的に許してもらえた」


「そっか、よかったね!「よくねーよ」