それから一週間俺は真緒に電話をかけ続けたが、一度も繋がることはなかった。
俺は上田にそのことを言うと、上田も真緒と連絡がつかないということで、放課後一緒に真緒の学校に行ってみようということになった。
「真緒ちゃん元気かなー?」
「知らね」
上田はただ真緒に会うことを楽しみにしているみたいだ。髪をいじりながら、鼻歌まで歌っている。
真緒の学校に着いて校門で待っていると、俺達は何人かの女子に声をかけられた。上田は可愛い子限定で連絡先を交換していた。
「桜井真緒を待ってるんだけど、知らない?」
そうやって声をかけてきた女たちからさりげなく、あいつの居場所を聞き出した。真緒は可愛くてこの学校で知名度が高いらしい。
真緒は男子バスケ部のマネージャーをしているそうで、体育館にいるかもしれないということだった。
俺達はこっそりと他校に足を踏み入れた。

