その女は弱々しい声でポツリポツリと話始めた。
「一昨日ね、3枚目の封筒が来たの。封筒のことは・・・・斉藤くんは見たから知ってるよね?真弓さんのことを名刺で知って、真弓さんの店を訪ねて旬に頼みごとをしたんだから」
俺は頷いた。
俺は年齢制限がありキャバクラには入ることが出来なくて、真弓とかいう女を調べられずに困っていたところ、偶然会ったホストに、女教師が来るかもしれないからその時は害が及ばないようにキャバクラの女を見張ることを頼んだのだった。
「その3枚目の封筒には妊娠検査薬が陽性を示す、つまり真弓さんが妊娠したという証拠になる写真が入っていた。そしてその写真の裏には『私たちは二人で幸せになる』って書かれていた。そして、私は昨日の日曜日、旬に呼ばれて別れを告げられた。理由は、真弓さんの子供ができた責任をとって結婚するから」
こいつは俺にそうやって全てのことを話してくれたが、あのホストやキャバクラの女に対して何も文句を言わなかった。
俺は、こいつのそういうところが好きだが、心配するとこでもあった。
あのホストと上手くいかなかった時だって、泣いて悲しんでも、あいつへの愚痴は聞いたことがなかった。

