本当は唇にしたかったけどね。

俺は固まるその女を置いて、教室を出た。











そして、課外と夏休みが終わり、新学期が始まった。俺は女教師を困らせないためにも、言われた通り構うの少しを控えた。










「おい、はるかー」






ひなが授業が始まる前に隣の席から声をかけてきた。






「実は昨日、なっちゃん先生が俺の家の店に来たんだ」


「は?」









俺は驚いた。


なぜなら、ひなの家の店は・・・・










ーーーガラッ






教室の扉が開き、チャイムが鳴った。





俺は教室に入ってきた女教師を見て固まった。





 








「どーよ。あれ、俺の兄貴作♪」