「私のことは、気にしないで。そんな高いレベルの大学受けるなら、もっとそっちに集中して」







分かってたけど・・・・俺が海外に行くことなんて、どうでもいいんだな。


こいつの目は、生徒を心配し応援する目だ。








   




「早期試験の結果は12月中旬には出るから、もしそれで受かってたらいい?」 


「・・・え?」


「だから、なにもかも終わったら、あんたに構うってことだよ」


「構うって・・・?」












俺はその女の手を引いて、自分のもとへ引き寄せた。















「こういうことだよ」












俺は、その女のおでこにキスをした。