ちょっと聞いてよ、桐島くん!


「桐島くん、来ないな・・・?待ち合わせ場所ってここだよね?」



そう言いながらスマートフォンを確認すると桐島くんから連絡が入っていた。


『すみません!10分ほど遅れます!すぐ行きます、待っていてください。』


「あっちゃー・・・連絡気づかなかったな・・・どうしたんだろ?」



仕方ないと思いまっていると何回か友達とすれ違ったりした。

向こうから声をかけてくれたり、手をふるだけだったり・・・



「みんなも来てるんだなー・・・・」



ため息をつきながら時計を見るとまだ3、4分しか経ってなかった。
早く来ないかと思うのに時間が経つのは遅く感じる。

また、深くため息をついた。



「あれー?こんなところで可愛い子がため息ついてるー」


「お、ほんとだ!なになに、友達待ってんの?それとも、彼氏を待ってるけど来なくて振られちゃった?」


いつの間にか金髪と茶髪の男がいた。