【花火大会当日】
いよいよ今日は待ちに待った花火大会。
桐島くんとは夕方に待ち合わせすることになった。
「瑠璃ー!今日は桐島くんと祭りいくんでしょー?!浴衣と化粧やるんだからそろそろ支度しないと間に合わないわよー!」
「はーい!」
母の声で課題を少しずつやっていた私は下に降りてシワが伸びるように干しておいた浴衣を母に着つけてもらった。
大人っぽい感じを出してみたいから黒地の浴衣にした。そこに綺麗に咲く青い蓮の花やピンクの華それに金色のふちで描かれた紫の蝶々。
そして、薄く模様の入った赤い帯。
あんまり似合わないかなと思ったけど、めったにやらない大人っぽさを出してみた。
化粧も夕方から夜のため少し濃いめで化粧をし、髪を高い位置でお団子にして完成!
簪とかはもっていないため、そのままの状態でいくことにした。
待ち合わせ場所に着き、待っていても・・・・


