「ナツメ!今日も一緒に帰るか?」 私は入学してからずっとユウヤと2人で帰っていた。 自然な事だと思っていた。 でもどうやらそれは一部の女子からしたら自然な事ではなかったらしい。 「ん〜、今日はいいや、先帰ってて」 少し背中に感じる複数の視線を無視しつつ、ユウヤに手を振る。 別に怖いわけじゃない。 机への落書きがあったわけでも、 上靴に画鋲が隠れていたわけでもない。 ただ嫌だった。 面倒事にまきこまれることが。 そのくらいのころだった。 ケイタに出逢ったのは。