地下鉄日比野パラドクス事件

三階は職員用スペース...と、いう訳では無いが生徒よりも先生の方が比較的目につきやすい階だった。

「あれ、この階は生徒ほとんどいないんですね。」

「んあ?あー、ここ暗いから生徒はあんまり寄り付かねえんだわ。」

しばらく歩いて1角のそれなりに大きい机の真ん中に烏飛先生は座る。
さも当然かというように、手を合わせていただきますとカレーを食べ始める。

「...え?あの、ここでいいんですか?」

「いいんだよ。ほら、隣座って飯食え。ほかは多分後から来るだろ」

ぱくぱくと烏飛先生の口の中に消えていくカレーを見ながら、鞄から出した自分のお弁当箱を開いた。