先生、好きって言っていいですか?

それから放課後はその準備室に入り浸るのが日課みたいになっていった。


気が付けば夏休みも直前まで迫っていた


「ねぇ、先生ぇー暑い〜ここもエアコン付けてもらってよー!」


いつものようにコロコロ回る椅子に座ってマンガを読む


「これの事は秘密なんだから、そんな事出来るわけねーだろ・・・!」


いつも以上にだるそうな声。


「もっとシャキっとしなよ!先生!」


「あー、オレももう年だからなー。」


適当に答える先生に少しムッとする


「年って・・・先生まだ23歳でしょー?!」


「・・・・・」


返事がない。・・・てことはまたマンガに夢中になってる