「佐野くんとかどーよ?

三浦君とかに言ったら、あっという間に広まりそうだね!」


キャハハハ!と爆笑するあたしに、陸も笑いをこぼす。



「あやめ。」

「んー?なにさ~」

「ちゃんと、すきだからね。」

「っ!いきなりなによ~
これもまた、気分?」


「ハッ、ちげーよ。
────はい、これ。」

「えっ!?なにこれ!!ネックレス?」



「さっき、あやめがアイス買いに行ってる間に買った。」

「ぎゃぁぁぁ!!ありがとううう!!」

「......ん。」


頬を少し赤らめてそっぽを向く彼に、あたしの胸も高鳴った。



「んじゃ。かーえろ!!」

「んだよ。誘ってんの?」

「ばっ、ちがうし!?!?変態は頭だけにしなよね!?」

「へんたいじゃねぇし。」