「ナンパで喜んだあたしが悪かったよ~
でもさ~、なんか初めてで嬉しかったんだって。
アイス一緒に食べるの、ちゃんと断ったし。」
「当たり前だろ。」
間髪いれずに返ってきた、いつもに戻った陸に苦笑をこぼしつつ、話しを続ける。
「あたしはチヤホヤされるより、2人仲良くバカやれる方がいいけどね~
気分屋もいいと思うけど?
あたししか扱えないじゃない、こんな猛獣。」
「ふは、誰が猛獣だし。」
「普段ツンツンしてるくせに。
さっきの、どんだけビデオに収めたかったか!
サッカー部にばらまいてやりたいわ!
んー、野村くん?とか森田君とか、喜ぶんじゃな~い?」
「チッ、やめろし。」

