「好きなだけサッカーやってても、あやめは見守ってくれてるし。
気が向いた時、部室の俺のロッカーに黙ってスポーツドリンク入れてることも知ってる。
あやめの隣は居心地がいいから。
素でいられるから......。
いつも隣でバカみたいに笑ってるから、俺も元気もらってサッカーやっていけてる。
あやめいなかったら......俺っ」
ユルユルとなんか頬が緩む。
なんなのさ。かわいすぎじゃない!?
可愛すぎて今すぐ倒れたいから、しょうがないからからかうのはやめてあげようと思ったら......
「俺の気分屋、誰が世話すんだよ!?」
「......あ?」
「あやめしか、俺の気分屋ついてこれないじゃんか!」
本人は大真面目に言ってるみたいだ。
めっちゃ必死に言ってて、きっとあたしが終始にやけたことも知らないであろう。
だが、なんか途中からわけわからなくなったんですけど?

