「俺以外のこと考える暇あんなら......
いっそ、俺攻略でもしてろ。」
「ちょ、っと。」
「ムカつくんだよ。ほかの男に少し褒められたくらいで、なに喜んでるんだよ。
あやめがいい女なんてことは、とっくに俺が知ってる。」
えぇ~
もう、なんて言っていいかわからない。
これは......ヤキモチってやつですか?
ぐはっっ!!かわいい!!!
「ほかの男のとこになんて行かないでよ、あやめ。」
そう言ってまた、瞼に、頬に、唇に優しくキスを落とす。
り、陸がっ
甘い!!!
ついうっかり『いかないよ、陸きゅんっ♡』なんて言いそうになったあたしの口を自分の手で塞ぐ。
なんせあたしは性格がよろしくないですからね。
こんな絶好のチャンス、あたしが見逃すわけなかろう?

