「やだ!!!!」
「......は?」
あたしの報告(?)は、謎な陸の『やだ!』で幕を閉じた。
え、なんて?
「あやめのこと、知ってるのは俺だけでいい。」
「......ん?」
「ナンパされて嬉しかった?それってあの男のこと好きになっちゃったわけ?」
「え、ちょっ」
「気分屋すぎな俺のこと、面倒になっちゃった?サッカーのことばっかで、あやめ後回しになっちゃってたこと、呆れちゃった?」
「り、陸!?」
「俺以外の男をみるなんて、
────それは、俺が許さない。」
「......っ、んっ!」
乱暴に、荒々しく塞がれるあたしの唇。
それに、陸......余裕ない。

