「落ち込むな、カノン。今日なんかおごるし」


肩を叩く京香に、


親友ってありがたいな。って思う。


「いつもんとこ。いっぱいおごってもらうぜ」


「あほか、調子にのんな」










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ファーストフードの二階。

割と混んでる。


ほとんどが学校帰りの学生。


色んな制服が見える。


私たちは壁際の席に落ち着いた。