72時間の恋人


「ごめん! また、帰りにね」

「あ、あぁ……」



何だろう、ナツミの笑顔が妙に悲しく見えてくる。

胸が痛い。




「……ねぇ」



一歩踏み出したナツミが突然振り返り。



「タクヤって、ほんとにユウカの事が好きなんだね」






胸が、痛い。