「そうだよね、ユウカ、怒るよね……」 あれ? また何か暗くなってねぇか? 「いや、まぁ一日くらいなら大丈夫だって。気にすんなよ」 「そだね。……あ、私、日直だからもう戻んなきゃ! ごめん、先行くね!」 ……あれ、何か見当違いな事言っちゃった? けど、空の弁当箱を必死に片づけ始めたナツミには何だか改まって聞けない気がした。