「ね、良いの? 私ユウカじゃないのにこんな事して!」 「良いんだよ! これが俺の日課なんだから」 帰り道、行きはバス通学のユウカを乗せてチャリを漕ぐ。 二ケツが学校にバレたら面倒だから、少し離れた河川敷からスタートだけど。 家に帰るまでが遠足ですみたいなノリで、この二人分の重さと脇腹に感じる締め付け感までが俺の学校生活に含まれている。