「ようこそ箱庭世界へ。私、管理人の榊と申します。この度は箱庭世界を手にとっていただき誠にありがとうございます。」

長身の男が優雅にお辞儀をした。

「ここは真の世界。自分で1から作り上げる世界でございます。あなたはどちらの世界がお好みですか?」

榊という男は悪意に満ち溢れた笑顔で言ったのでした。