「…好きだよ、佐野くん」 精一杯の私の気持ち。 「笑った顔も、サッカーやってるところも、お人好し…っていうよりバカなところも。全部全部、大好き」 「あの、最後の褒めてます?」 「うん、最高の褒め言葉」 ふふっと笑って顔を上げる。 「可愛い、ヒナ先輩」 そうしてもう一度唇が重なった。