友達、




「結実! のの」
「志穂」
「しいちゃん」
何となく、蔑みの目線がこっちを向く。
恥ずかしい。浮いてる。・・・・・・でも・・・・・・。頭を下げる。

「ごめんなさい!」

ただ、一言だけ謝ってから、許してくれなかったときのため、なんてまた恥ずかしい言い訳をつける。
「今更かもしれないけど、ほ、本当は気がついた時点で謝るべきだったんだろうけど、だけど・・・・・・」
「志穂」

結実の硬い声がする。声だけじゃなくって、手も震える。

「いいよ」
「私も良いよ、別に。どうせ沢田ちゃんに逆らえなかったんでしょう? それにこんな言い方あれなんだけど、謝ってくれたの結実としいちゃんだけだしね?」

え・・・・・・、いいの。
「わぁあああああぁ、ごめん! 忘れてた!」
「いーよー。気づいてなかったし」
けらけらとののが笑う。

「ありがとう、二人とも。・・・・・・でも、私、沢田ちゃんといるね」

「え? なんで」

「都合の良いときだけ、都合の良いひとといるのって、すごく狡いような気がする。ずっとそういうことしてたけど、やめたいなぁって」

顔を上げると、結実も微笑んだ顔があった。

初めて、私を認めてくれたような気がした。