5月。
新しいクラス、友達、担任にも慣れてきて、
少しずつ笑顔が増えてきた今日この頃。
とは言っても、ただ友達の話を聞いて、周りに合わせてニコニコ笑顔を作っているだけ。

授業が終わり、昨夜も遅くまでスマホをいじっていて寝不足の私は、机に顔を伏せて仮眠をとっていた。

「いずみー!!」

私の睡眠を邪魔をする奴、もう顔も見なくてもわかる...。
「うるせぇ」
隣のクラスの相川華南。
去年の6月頃から仲良くなって、それからよく行動を共にしている。
きっかけは確かたまたまその頃朝早く登校していて、なんだかよくわからないけど華南から声をかけてくれて...。
最初は朝から「テンション高すぎ、マジうるさいこいつ無理だわ」
みたいなこと思ってたんだけど、話してるうちにっていうか、一緒にいるうちに華南のキャラにも慣れてきたし、むしろ心地よいというか。
よくわかんね。
とりあえず、すごく大事な存在だったりする。

「ねぇ、聞いてよ!!」
いちいち声デカい本当なんなの。
こう思うのはぶっちゃけ変わってない。
慣れたけど(2回目)

「なに」