「お前さっさと着替えてこいよ。ちゃんとした服だぞ。俺らの印象が兄貴のイメージダウンに繋がりかねないんだからな。」 「うぜ。」 拓兄に言われるまま、私は部屋で着替えた。 「ただいまー。」 あ。哲兄帰ってきた。 私は急いで玄関に向かう。 「おかえりなさい!」 友達は2人来ていた。ひとりはにこにこ笑顔の爽やかな青年。もうひとりはボサボサ頭の無表情な青年。 「おかえりー。」 拓兄も廊下に出てきた。