「お前が不倫とかしてないことは安心したけどさあ、つまり、富田さんがその噂流したってことだろ?」 「かもしれない。」 「まじかよ…」 彼女が俺にフラれた腹いせにそんな噂を発信した。 そうなると、すべての辻褄が合う。 「でもさあ、今さら弁解したところで遅いんじゃね?たぶんもう、2年の間では広まってるよ。」 「まじか。」 「しかも彼女は人気者だから、本当のことをみんな信じてくれるかもわからない。」 「…。」