「お前空気読めよ…」 隣の席の荒川も呆れる。 「空気は読むもんじゃない。吸うもんだ。もしくは吐くもんだ。」 「…はあ。」 「寝る。」 「また怒られるぞ。」 「怒らせとけ。」 「はあ。」 昼休みになると、幹生は後ろの席の笛木とご飯を食べる。 笛木は料理上手で幹生の弁当も作ってきてくれるのだ。 このときばかりは幹生も目を輝かす。 「うまっ!ハンバーグ!うまっ!」 「喜んでもらえて嬉しいよ。」