「後悔しているなら、今から君が正しいと思うことをしろ。」 「今から…」 「安心しろ。今ラインで妹をここに呼んだ。」 「は!?」 「今から来るはずだ。」 待って、悠里ちゃんが今から来るの!?なんの心の準備もできてない! 「まって、無理、」 「逃げるのか?」 「っ!」 「別に君がどうしようと僕には関係ない。したいようにすれば。」 逃げ…たくはない。でも…。 「君は何も心配しなくていい。うちの妹は馬鹿だから。」 「へ?」 ちょうどそこで、教室のドアが開いた。