キミに会いたい。【短編】

「あのッ!」







帰ろうとしてドアに手をかけた時



君に呼び止められた。





「えっ…?」







「あ、あの、驚くかも知れませんが、




ら、LINE交換しませんか?」







君の顔が赤らんできているのは気のせい?






「いいけど…君、簡単に男の



連絡先なんて交換していいの?」






こわい。なんでこんな事言ってしまったんだろう。




これじゃ彼氏いるの?なんて




聞いているようなもんじゃないか。







「大丈夫です!お客さん、



いい人そうだから。」






そんな顔で笑ってくれたら




断れないじゃないか。






彼氏とか、好きな人とか、





今はそんなのどーでもいい。





今はもう、なるようにならせればいい。





「交換しましょう!」






僕の夏は、まだ始まったばかりだ。