__________たまたま? 違う、あれは、 あのシュートは、 たまたまで片付けていいものじゃない。 「……たまたまで、なにが悪いんですか。」 「え?」 「もしもあのシュートが偶然だったとしても、 入ったっていう事実は、何も変わりません。」 たまたまだろうが、偶然だろうが、 そんなの関係ない。 入ったのなら、喜べばいいんだ。 先輩は、はっとした顔つきになる。 そして、柔らかく笑った。 ドキッ