漫画のようで 本当の恋

そうこう しているうちに

私たちが通う学校、 

私立雅セントラル高等学校 (しりつみやびセントラルこうとうがっこう) に

ついた。

通う途中、周りから

「雅セントラルの制服だよね!! 
 
 あの人達カップルかな~?? って、ミス雅のかなさんと

 ミスター雅のたけみさんだ!」

「うわ~‼本当だ! ラッキー! 
 
 綺麗な人とカッコいい人ってお似合いだよね~ 写真撮らせて

 貰おうよ!」

そんな声が聞こえて来た。

かなは気づいていないようだ。

そして

「あ、あの~‼ 雅セントラル高校の方ですよね‼

 写真撮らせて頂いてもいいですか??」

「えっ⁉私達?? どうする?」

「俺はいいけど」

「えっと、いいよ!」

「ありがとうございます!

 私、かなさんの大ファンなんです❗」

パシャッ

「本当にありがとうございました‼」

かなは有名人で学園の中で一番モテる。

朝はいつもこんなかんじだ。


学校に着いてもこんな感じが毎日続く。

「かなさんおはようございます❗」

「今日の髪型も本当似合ってます‼」

何の変わりもなっかったこの日から

運命の1日に変わる。