いつか記憶が戻るまで

田舎の細い道の先にある丘。そこが私たちの目的地。


あまり地元の人にもいられていないみたいで、丘の上で人に会ったことは無


い。いわゆる、〖秘密の場所 〗とでも言うべきだろうか。


丘の上に立つと、わたしがここに到着するまでの道のりが見える。


丘の上からは、いろんなものが見渡せる。


道路を走っている車、田んぼを耕している人・・・


みんながみんな、『今日』という、一生に一回しか来ない、なんでもないよ


うで、でも大切な、一日を過ごしている。自分がするべきこと、したいこと


をいくつかの『選択肢』から選択して、前を向いて生きている。