貴方と。



千早「あっ、そういえば、傘…」


そう言って藤井千早は俺の方を向いた。


四季「っ…」

千早「ネイビーの傘ってどこありますか?」


女にしては低めの声で言った。


俺は後ろに置いていた傘を取り出し渡した。


千早「ありがとうございます」


細く綺麗な手で藤井千早は受け取った。


綺麗めなネイルが綺麗な手をさらに綺麗にさせていた。


それからは特に会話もなく時間だけが過ぎた。