貴方と。



千早「すみません」


四季「は?」


千早「なんか、お節介で迷惑だったみたいで謝ります。ごめんなさい」


わたしは黒髪の人に頭をぺこり、と下げた。


正直関わりたくない。めんどくさそう。
はやく帰りたい。はやく帰りたい。


わたしの頭と心の中にその感情が溢れ出す。


四季「…」


拓也「四季、なんでお前はお礼言うために会ったのに謝らせてるんだ」


シーン、と気まずい雰囲気が続く中拓也さんがため息まじりに言った。