貴方と。



カランッ



ブラウンのレトロな雰囲気のドアをあけると高い鈴の音が鳴った。

ここは、拓也さんがオーナーをしている昼はカフェで夜は居酒屋のお店で、わたしは家の帰り道にあるということで時々立ち寄る。


ほんと時々だけど。
拓也さんに声かけられときに立ち寄るってかんじ。

拓也「千早ちゃん、家でごはん食べる?」


千早「えっと、食べないですかね」

拓也「相変わらずの夜ご飯抜き生活だね笑」


呼ばれたカウンター席に座り拓也さんと会話をする。

拓也「ちゃんと食べないとダメだよー?」


千早「ははは」


拓也さんの言葉に笑ってごまかした。


拓也さんは、ごまかさないの、といってキッチンのほうに入っていった。