貴方と。



拓也「四季、傘返すんなら返しといてやるよ」

四季「いや、いい」

拓也の言葉に自分でも驚くくらい即答だった。

飛鳥「四季?今日雨だし走れねーのに店にいんの?」

四季「やることもねーし上で寝とく」

拓也「お前に店を手伝うって頭はねーのか」

あ?そんなのめんどくせーよ。って思った。
でも、なんか他人の優しさに当てられたのか


拓也「なんかやることあんのか?」

飛鳥「えっ⁈」
拓也「は?」

二人が俺の言葉にでかい声を出す。

四季「うっせ・・・」

俺は眉間にしわを寄せた。

飛鳥「四季どうしたんだよ・・・」

飛鳥の言葉に、暇だし、とだけ答えた。

拓也は、なんか、笑っていた。少しだけ。

四季「あ、拓也、この傘俺が返すから。」

ちはるちゃんとやらに。

拓也「おう、分かった。夜に店に連れてきてやるよ」

拓也の言葉に、おうと答えた。