拓也「それ千早ちゃんじゃね?」
ちはるちゃん?
拓也「その時間にここを通るの千早ちゃんしかいないし、そのネイビーの傘お気に入りにしてた気がするぞ」
飛鳥の話を聞いた拓也が一つの名前を出した。
飛鳥「ちはるちゃんってどんな子なの?」
拓也「どんな子って言ってもな・・・」
拓也が少し悩むような素振りを見せた。
四季「他人の足が濡れているからって雨が降っているのに自分の傘を置くか?」
拓也「あー」
次は拓也の顔が緩む。にやけている。キモイ。
拓也「ほっとけねぇんだよ」
四季「は?」
拓也「真面目で優しいんだよ。」
飛鳥「げ、真面目なの?ガリ勉?苦手~」
真面目イコールガリ勉な方程式の飛鳥がいう。
飛鳥「まあチラッと顔見たけど普通だった気がする」
拓也「飛鳥お前失礼だぞ」
そんな飛鳥に拓也が言葉を発する。
拓也「千早ちゃん笑った顔がすげぇ可愛いんだぞ」
こいつそのちはるちゃんとやらが好きなのか?
飛鳥「やたらかばうけど好きなの?」
拓也「そんなんじゃねぇよ。ただな・・・」
言葉を止めた拓也に俺も飛鳥も疑問を抱く。
