大切な人へ


試験が終わり次々と返却されてくる

元々成績は悪い方じゃないけど
今回は特にどれも良かった!
いつもよりも気合いが違っていたから


科学の授業になりポーカーフェイスの先生が


「試験返していきます。井川…」


いつもの調子で淡々としている


「藍野さん」


やった‼98点‼ 思わず彼を見上げてしまった





「_______植野さん…」


彼はまた次の子を呼んでいった



一瞬目が合った…
先生 笑ってくれた?…気がする‼
やばい_______ニヤけちゃう‼





「何 そんな良かったの?」

緩んだ顔をテストで隠していたら
横から井川くんが聞いてきた


もう席が離れてても普通に話す様になってて
4人の仲は健在だ



『あっうん!頑張ったんだ~』

ニコニコと見せると彼は固まってた


「お前ってやっぱ成績いいんだな
これ平均悪かったらしいぞ?」

そうみたいだけど頑張ったからね!



『井川くんはどうだったの?』

なんとなく流れで聞いてみた


「…それ聞いちゃう?」


『ごめん 聞かない』


表情で良くなかったことは明らかだ
落胆する彼が少しおかしくて笑ってしまう