大切な人へ


揺れた瞳で美優って言って抱きしめてくれた

多分彼は今涙を流してる...


先生はずっとそう思ってたの?

私を傷つけたって...

自分のせいで私が泣いてるって思ってた?

あの時の私の様に


もっと早く言ってあげればよかったね

苦しかったね...ごめんなさい


こんなに好きで、ごめんなさい




『あのね?またお願いがあるの。聞いてくれますか?』

「...何?」

『2人でいる時...ここにいるときだけでもいいから下の名前で呼びたい。私を呼んでくれるみたいに』

「__呼んでみて?」


そう言って彼は耳を私の口元に寄せた




『晄人さん...大好きっ…』


先生の名前、ずっと呼びたかった
呼んだらまた気持ちが溢れて来る

抱きしめてくれる腕が
またぎゅっと強くなった


「俺もだよ美優...愛してる」



今...愛してるって...言った?


彼の顔を覗き込もうとすると
また唇をふさがれる

聞き返すことができないほどの熱いキス

抱きしめてくれる腕も
とろけそうな熱い唇も
そう言ってる...

愛してるって言ってくれてる


私も彼に抱き着いて一生懸命キスに応えた

私も愛してるよって...