「俺はまだ眠いから」
寝返りをうつとベッドに座ってきた。
「潤さん、まだ俺って言ってるんですか?
あの時は私と言っていたのに」
「私じゃなくてあたし。あれはその時だけだ」
「毎日それだったら私は嬉しいですけどね」
「俺は族の中での唯一の女と言われてる。自分を私だあたしだなんて言ってたら皆に女扱いされる。だから自分は俺って言うんだ」
初めて入った族でずっと私と言っていたら皆に女扱いされ、ただ守られるばかりだった。
そんな自分が嫌になり、強くなりたいと思い、皆と同じように一人称を変えて、男らしくいようと思ってる。



