「あれは、お前を護る為に言ったんだ」
「本当ですか?」
「あ、あぁ。大体お前が捕まるとか余程気を抜いてたんだな。気を抜くな!男はずっと気を抜いちゃダメだ!」
こっちは説教してるっていうのに、サキは嬉しそうな顔をしてる。
こいつはいつも顔を合わせると嬉しそうな顔をする。
さっきの泣いた顔は嬉し泣きだったし。
俺は、怒ってばかりじゃないのか?
ダメだな。ここは説教はやめておこう。
そうだな、言われて嬉しいことの方がいいよな。
いきなり黙り込んだ俺にサキは心配してる。
俺はそれに笑いそうになった。
「サキ、会いたかった」



