「俺は…化け物なのか?」
「違います!!」

サキが立ち上がって声を上げた。

「あなたは素晴らしいお方だと思っています。自分を責めないでください。化け物なんかじゃありません。私は、美しい女神さまだと思っています」

必死に言う彼に変なこと考えてた自分が馬鹿らしく思った。
そうだよ。知らない時は普通に過ごせてたじゃないか。